lalph's blog

絵やゲームの振り返りをする予定です。ほぼ更新しないと思います。

2021年5月~7月の成長と次の課題

3か月半ぶりの更新です…

5月末~7月上旬にかけて何枚か絵を描いて、その間にかなり成長することができました。

経緯とそれぞれの段階で良くなった点について、ここに纏めていこうと思います。

 

ちなみに3月末~5月半ばまで一切絵を描きませんでした。モンハンやってたので…

プロを目指してるわけではないので、描きたいときに描いています。

 

 

髪の練習をしたんですが…

画像は割愛しますが、5月末に他人へのプレゼントとして絵を描きました。

その絵を後で見返すと、以前髪の情報量を上げる練習をしたにもかかわらず、また情報量が下がってしまっていることに気付きました。

そこで、感覚を思い出すために、髪の描き方の練習がてら1枚描いてみました。

f:id:pa_intlalph:20210712191053j:plain

髪の練習のために描いた絵。

 

とにかく髪の練習ができればいいので、肩から上を描いて、服も描かずに描いてみました。せっかくならってことで若干胸も入れました。

 

この絵を描いて、自分が感じたことや参考にした絵を比べて気づいたことをまとめた結果、反省点が2つほど出てきました。

 

①髪の塗り方が古い?

これについては確証が持てていませんが、何となく今流行っている絵の感じじゃないなと直感的に感じました。

原因が2つ考えられて、1つは使っている色の彩度が低いこと、もう1つは影の塗りが細かすぎることです。

1つ目の彩度が低いことについてはそのままで、今流行りの絵は彩度が高めな気がします。ベースカラーはもちろん、影色を選ぶときについてもその傾向を感じます。影色を作るときはベースから色相をずらして明度を落とすのはもちろんですが、彩度もしっかり上げています。
ここについては、自分の色選びのセンスをアップデートさせていくしかないので、上手い人の絵を参考にする時や自分で色を選ぶ時に意識するようにします。

 

2つ目の塗りが細かいという点については、髪の束1つ1つに対して、端っこを暗くして、こっちが明るくて…という感じに、形状に忠実に塗るような形で塗っています。こういう塗り方、昔っぽいんですよね。こういう塗り方だと1つの影当たりの面積が小さくなって、スマホなどの小さい画面で見るとあまり見栄えがしにくい欠点があるように思います。今の絵はスマホで見られることが多いのもあって、こういう影つけの仕方は今っぽくないように思います。これも今流行りの絵を参考に塗り方を考察する必要があります。

 

②体の構造や塗りのクオリティが低い

髪の練習のためだから肩より下は気にしていないとはいえ、肩から下の見栄えが悪すぎます。3月あたりで顔のクオリティが上がってきていると感じていますが、それゆえに肩から下の雑さが目立ってしまったのかもしれません。あと、なんだかんだ服を着ている絵ばっかり描いていたので、肩が見える絵を描いたことで露見したのかもしれません。

 

 

本を買いました

①については、解決策が上手い人の絵を見ることであるため、それは上手い人の絵を資料として使う時によく観察することにします。
しかし、②については勉強する必要があると感じたので、書籍を購入することにしました。

2冊買いました。

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

どちらもとても参考になっています。

1冊目は人間の筋肉や骨のうち、イラストで表現する主なものに絞って紹介、解説してくれており、作画のポイントなども一通り解説されています。色んな角度、ポーズのイラストが入っているのも資料として使えて有難いです。

2冊目は肌の塗り方についての本です。塗り方の根拠が身体の部位ごとにしっかり図解されているのが非常に有難いです。DL特典も充実していてより参考になります。

 

 

本で勉強したことの実践!

書籍を買って読んだので、それを活かして絵を描きます。

配信したりするときの背景として、16:9の絵が欲しかったので描きました。

f:id:pa_intlalph:20210712191056j:plain

 

個人的には、また1つ大きくレベルアップできたなあと感じるくらいお気に入りの1枚です。

背景はフリー素材を使っている為、描いているのはキャラクターだけです。

首周りの影、脚の線画と塗りがとても良くなりました。

また、髪の塗りも上手い人の絵を参考に色を選び、細かくなりすぎないように塗りました。全身絵だと、余計に細かい塗りはわかりにくいですね。

服は未だによくわかっていませんが、写真を撮れる部分については自撮りし、上手い人の絵で構図が近いものを探して資料にしました。

色々と調べた結果、入れたい要素を沢山入れることができたし、可愛く描けましたが、手足の作画が怪しいです。自撮りしたりして参考にしながら描きましたが、それでも上手くいきませんでした。

 

 

実践その2

さらにもう1枚描きました。さっきの絵はかなり拘って描いた絵だったので、何時間かけたかという具体的な時間はわかりませんが、日数で言うと1週間かかっています。なので、今度は時短をテーマに描きました。

f:id:pa_intlalph:20210712191057j:plain

 

1つ前の絵の完成が7月6日で、7月7日は絵は描かず、7月8日にこの絵を描き始めました。

7月10日に完成させたので、休日を含んでいるとはいえ、3日で描き切ることができました。

この絵みたいな、女の子が両手をこちらに伸ばしている構図は描いてみたいと思っていましたが、ついに描くことができました。

腕の奥行きを考えないといけない絵はほぼ初めてだったので、ここが一番難しかったです。前と同じように、自撮りと似た構図の絵を参考に描きました。また、肩~腕が見える服にしたので、買った本でつけた身体の構造や塗りの知識も役に立ちました。肩から上腕、前腕にかけての流れが上手く描けて非常に気に入っています。

前の絵もそうですが、身体の構造を意識しながら描けるようになった上に、肌塗りのクオリティが大幅に上がったおかげか、特に作画方法を変えているわけでもない顔がより可愛く映るようになったと感じます。気のせいかもしれませんが…。

服ですが、描きたいイメージの服のイラストを複数枚持ってきて、それらの要素を組み合わせて、構造を参考にしたり模写したりして線画・塗りを済ませました。ほぼ悩むことなく描き切ることができたので、これも大きな時短要素です。

背景は以前パルミーで勉強した背景の描き方を使いました。ここも時短ポイント。

 

 

 

その他改善点

本を買った以外にも改善した点があります。

未統合のPSDファイルを無料もしくは有料で配布されていることがありますが、これを利用することにしました。

5月よりも前の話ですが、この人みたいな絵を描きたいなって思っているイラストレーターさんのPixiv FANBOXに加入して、配布されているPSDデータを頂いて参考にしました。

これが相当効果があって、完成品の絵からはわからないレイヤ構造やレイヤごとに使っている色、使っている効果等が見えるのは非常に参考になりました。

レイヤAでどういう考えのもと色を塗って、レイヤBでどう考えて塗って…と、イラストを描くときの考え方を読み取れるので、そのまま真似したり、自分なりに噛み砕いて使ったりできました。

また、今自分が行っているレイヤ分けの方向性がそのPSDデータと同じことを確認できたので、自分のやってきた手順に自信を持つこともできました。

今人気があって、自分好みの絵を描くイラストレーターさんの環境に触れることができるというのは、最前線の技術に触れることでもあり、非常に有意義でした。

 

 

 

今後の課題

これで、顔や髪、身体の線画と塗りはかなり上手くできるようになりましたが、相変わらず服は上手く描ける自信がありません。特に力を入れたいのは、金属とか革とか、普段描かない素材の質感を表現できるようにして、小物や衣装のクオリティを上げていきたいです。写真を撮れるものについては写真を撮って、参考になる絵を持ってきて理解を深めたいと思います。何か参考になる書籍があればぜひ買いたいですね。